産後から妻のダンス復帰 ぽこちゃんダイアリー#49


今回は、妻のダンス復帰、その間のぽこちゃんとのお留守番にスポットを当ててみました。あくまでパパ目線で体験したこと。
妻のFは3歳からバレエを始め、ジャズダンス、コンテンポラリーダンス、パンキング、ヒップホップと様々なジャンルのダンスを経験し様々舞台に立ってきました。そして中学校・高校のダンスでも指導し大会で入賞をしています。そんなダンスライフで生きてきた妻にとって妊娠・出産は大きなキャリアの空白と、ダンス筋力と柔軟性を少しの間手放すことになることを意味していたのです。

とは言え、出産前はダンスキャリアに不安を抱えながらも、人生の大きなこの出産という山をとても楽しみにしていた時間でもありました。しかも出産直後は、「こんな可愛い赤ちゃんを置いてダンス復帰なんて考えられない」とまで言っていたほどの溺愛っぷり(笑)

こんな風に3人でダンスする時は訪れるかな?
🄫Arito Art
こんな風に3人でダンスする時は訪れるかな?
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私、ダンスレッスン行っていい?

完母(母乳で育てる)を目指して生活する中で、赤ちゃんに授乳する間隔は最初は2〜3時間程度に1度という頻度で目も体も全く離せない状態。しかし、授乳頻度が徐々に3~4時間に1回になり、生後5ヶ月くらいで離乳食も始まって、しばらくすると1日4〜6回の授乳回数に。授乳と離乳食と合わせて安定してきた生後半年を過ぎた10月の終わり、妻はこう言った。

「ダンスのレッスンに行きたい」

正直、「良かった」と私がほっとしました。ぽこちゃんが生まれてから「今はダンス復帰なんて考えられない」なんて発言してから半年・・・一瞬心配になったことも。体を動かすことも大事だし、妻のアイデンティティに関わる事は自分からは引き離せない事なのだから。とは言え実は産後、ゆっくりと柔軟をし続けてきたのです。骨盤が開いて、体が悲鳴をあげる中、体の柔軟性の稼働範囲を広げてるように頑張っていました。出産で骨盤が広がるって知っていました?骨が体の中で動くって凄くない??衝撃ですが、その骨盤が広がっった後、ゆっくりと元の状態に戻るのにどのくらいかかるのか、誰にも確実なことは分からない。妻は・・・「痛い痛い」と言いながらじわじわと柔軟しておりました。

ぽこちゃんダイアリー 柔軟
🄫Arito Art
ぽこちゃんダイアリー 柔軟
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ぽこちゃんダイアリー#49 ぽこちゃんとお留守番

ぽこちゃんと私がいる時って、基本的に妻も一緒で3人。妻がお買い物に行く時の1時間程度が、生後半年程度だとぽこちゃんと2人っきりだった最長の時間。そんなこんなで11月・・・ほぼ1年ぶりのダンスレッスン復帰の妻。出産後、4時間程度家を空ける初の時の様子を豪華8コマでお届け!

ぽこちゃんダイアリー#49-1
🄫Arito Art
ぽこちゃんダイアリー#49-1
🄫Arito Art
ぽこちゃんダイアリー#49-2
🄫Arito Art
ぽこちゃんダイアリー#49-2
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今ではすっかりお留守番慣れ(2021年3月現在)

だんだんとぽこちゃんと2人だけで過ごす時間が増えて、逆に2人の信頼関係が築けてきているのに気が付かされます。生後半年はぽこちゃんだって、まだよくパパの反応や対話はうまく受け止めきれていないと思うんです。8~10ヶ月で、どんどん気持ちがお互いに動き合うのを感じ取れてきてて、ますます愛おしいのです。でも、トイレ行くとこうなるけどね(笑)

ぽこちゃんダイアリー#49 抜粋
こうなるよ、マジで

ワンオペ育児なんて厳しいよ!

もちろん、やりたくてやっている方はほとんどいないですよねワンオペ育児。諸事情でいたしかたなく…だと思います。だから、一生懸命ひとりでやらざるを得ないので、余裕を持てない日々の連続の中での子育てのはず。
だったらだったで、政治や自治体がサポートしていかないとだよね。政策としてある程度フォローできるような金銭的補助と、お預かり制度を整えないとだよね。当然、預かる方の待遇もちゃんと改善していかなければ、善意だけで成り立つこの子育て界隈が心配。夫婦2人でも、どちらかが家を空けると、その時間はワンオペ状態。自由にトイレも行けないなんて、正直、一般の会社以上に厳しい。目の離せない存在がソバにいることと、パソコンを見つめて作業することとは全くハードルが違う。もちろんハートフルさ♡も全然違うけど(笑)
つまり決まった時間に〇〇、次は〇〇したら××しようなんて計画が出来ないのですから…。素晴らしい時間はたくさんありますが、村が支えていた時代は過ぎ、祖父母と同居が少ない現在、個人個人が何とかやっている状況。村に代わる政策的援助が所得に合わせて、またフリーランスの雇用保険的な制度が、マスク2枚や国会議員の給料アップより必要かと思います。
※その辺の気持ちは下記の記事でも徒然なるままに書いております。

産後初のダンスインストラクター復帰

ちなみに、インストラクターとして2021年1月より復帰(おめでとう)!そして、4月からは学校でのダンス教師に復帰予定のF。バタバタとダンサーとしても母としても妻としても忙しくなりそう。さらに今後ともまた古巣のスタジオでのインストラクター復帰を個人的にも楽しみにしています。
横浜で個人的にレッスン開いてもいいと思うしね。

ダンシングF 🄫Arito Art
ダンシングF 🄫Arito Art

まとめ

女性活動推進と言いながら、五輪の組織や、政治家の数を見れば、ジェンダーギャップは先進国で最低であることは明らか(´;ω;`)ウゥゥ
※153カ国中121位が日本(世界フォーラム発表)
子育てのほとんどが自助と民間委託に頼ってなんとかやっています。子育てなくともおっさん社会で厳しい女性推進の中、男が気が付いていないハンディがあちらこちらに。というか子育ては、あれかなぁ、衣食住と同様、ライフラインのような気がしてきています。そして、子育てしながら、各々が活躍できる世界にしたいですよね。日本規模ではなく世界規模でも見ていきたいこと。その辺は「人新世の資本論」が必読です。また今度記事にしたい。
ひとまず、妻のダンス復帰が11月、そして、インストラクター復帰が1月、完全仕事復帰が4月と、順調に来ています。素晴らしいこと。普通のことが、こんなに素晴らしいことだってね。それは近くに住む祖母と祖父のおかげでもあります。村はなくとも官が頼れない中、身内の助けに感謝しながら家族で仕事をしていきたい。
最後に、妻が個人レッスンで撮影した、復帰ダンスの様子を少し。まだ体が思うように動かないそうです・・・、ホントかい!?

Fのダンス練習

About aritoo

アーティスト(俳優、脚本家、演出家、絵描き)として、感じたままを様々な媒体を通して放出。また芸能プロで演技講師に力を入れ、現在メソードアクティングを紐解きながら世界で通用する俳優を育成する。