映画「ウルフズ」の評価!クルーニー&ピット豪華共演も配信で終わった2つの理由!


こんにちは、イラストレーター・絵描きをしている、ひころーるです。
イラストレーターに関しては、勝手に「ひころーる」と名乗ることにしてみました。

知ってる人は知っていると思いますが、私は仕事柄・・・映画やドラマが大好きです。
しかも海外作品が大好きで、このブログでも随分と紹介していきています。

簡単なイラストと映画紹介のブレンドです。

そのジャンルはたくさんのイラストレーターが既に築いてきた山が既にあるのですが、ひころーるとしてもやはり継続していきたい内容だなと思っていますので、引き続きイラストと合わせて映画やドラマも紹介したいと思っています。

さて今回はAppleTVの配信映画「ウルフズ」。
2024年初め頃より既にジョージ・クルーニーブラッド・ピットの2大スター共演で、話題をさらっていた映画。

ソダーバーグ監督の「オーシャンズ13」での共演も有名ですよね。

当初は劇場公開映画とされていました。
が、夏前には方向転換し、AppleTVでの配信での公開となりました。
北米では劇場公開はあったようですが、日本では劇場公開はなし、という結果。

お金の匂いがする2大スター共演なのに、劇場公開されなかったのはなぜか?
内容に問題があったのか?

結論からお伝えしますと、内容に問題があったわけではないですが、ヒットほどの力はなかったと言えます。
また劇場公開することで赤字になる可能性や、動画ストリーミングサービスの競合の中においてAppleTVがこの映画を使って、会員獲得の餌として利用することにした、といった理由のようです。

私はとしては、AppleVもAmazonプライムもDisney+もNetflixも会員として色々な作品に触れていますので、配信で見れることは有り難かったです。

AppleTVの配信映画「ウルフズ」のあらすじ

ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが「バーン・アフター・リーディング」以来16年ぶりに共演し、同じ事件現場で鉢合わせした2人のフィクサーの共闘を描いたクライムアクション。

重大事件を隠蔽する裏社会のもみ消し屋=フィクサーのジャックは、ある男を始末する依頼を受ける。早速現場へ足を運んだものの、そこへもう1人のフィクサーであるニックが現れ、なぜか同じ依頼を受けていたことが判明。これまで一匹狼として暗躍してきたジャックとニックは渋々ながらも2人で仕事に取り掛かるが、死んだと思われていたターゲットの男が生きており、逃げ出してしまう。慣れないタッグでターゲットを追ううちに、彼らは謎の組織の犯罪に巻き込まれていき……。

慎重派のジャックをクルーニー、行動派のニックをピットが演じ、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のエイミー・ライアン、「ケミカル・ハーツ」のオースティン・エイブラムスが共演。トム・ホランド主演版「スパイダーマン」シリーズのジョン・ワッツが監督・脚本を手がけた。Apple TV+で2024年9月27日から配信。

2024年製作/107分/アメリカ
原題または英題:Wolfs
配信:Apple TV+
配信開始日:2024年9月27日
※引用元:映画.com

AppleTVの配信映画「ウルフズ」!ぶっちゃけどうなの?感想!※ネタバレあり

私は2人の俳優が好きですけど、今回の共演におきまして、ぶっちゃけます。
悪くないですが、素晴らしいとは言い難い。

脚本としても、名作「明日に向かって撃て!」を現代風に蘇らせたといったところで、この2大スター共演だったのだと思います。

しかし、言ってしまえば佳作!

カッコいいオジさん2人が、本当にオジさん扱いを受けながらやっていくところが面白いのですが、演技が最高!とはなり得難いところ。
というのは、見せたい顔だけ見せた演技、で終わっている点。

深い領域にいかずに、かっこよさ、クールさ、ダサさ(がカッコ良い)を見せることに終始した脚本であもり、演出でもあるということ。

人間としての深みに到達しない、大作とまではいかない単館上映映画にスター遊びにきたポップコーンムービーか!?
といったところ。

演技の深みは求めない、今回は。
脚本も秀逸ではないけど、やりました、今回は。
といった感じがあります。

ブラッド・ピットはプロデューサーとしても「プランB」という制作会社でアカデミー賞候補作品を選ぶ目を持っています(と私は思っている)。
しかし、今回は、どうしてこの映画を選んだの?出演したの?と問われれば、監督のジョン・ワッツとの存在、ジョージ・クルーニーとの共演が目的だった、といったところではないでしょうか。

映画に過度の期待を寄せるよりも、2人の楽しく共演している姿を楽しむ映画と捉えたら良いのかもしれません。

AppleTVの配信映画「ウルフズ」が劇場公開されない理由

この理由は大きくわけて2つあるようです。
劇場公開しない理由を明言しているわけではないようですが、ニュースなどの情報からも踏まえて、下記2点の可能性が高いと思われます。

「映画館で映画を観たい」観客の減少

映画業界はストリーミング事業の発展により、劇場公開産業は収益の限界をみるようになってきた要因があるようです。「映画館で映画を観たい」と考える世界中の観客の絶対数が減少しているという点が挙げられると思われます。

コロナ禍以降、トム・クルーズが「トップガンマーヴェリック」で、クリストファー・ノーランが「TENET テネット」で劇場公開をするために戦った中で、他の配給会社が劇場公開を取りやめ配信に回して収益を回収する方向転換をした経緯を考えると、リスクを冒さないようにした結果と言えるかもしれません。

劇場公開で制作費を回収できなかったAppleTV大作映画

レオナルド・ディカプリオ主演&マーティン・スコセッシ監督『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、ホアキン・フェニックス主演&リドリー・スコット監督『ナポレオン』などアカデミー賞クラスの映画をAppleTVは制作してきたのですが、どうやら作品のクオリティにも関わらず、採算が取れていないという現状がある様子。

製作費と広報・宣伝費を回収できないのであれば、大作映画でブランド力を高めながら会員を増やす流れに向かうことで収益を確保していくため仕方のない選択だったのかもしれません。

AppleTVの配信映画「ウルフズ」の2人の他のオススメ映画

2大スター共演ですが、私が個人的におススメする2人の主演・助演映画を勝手にご紹介。
しかも、情報過多のため、あえて1作品だけご紹介してみる。
渋めに・・・。

ジョージ・クルーニー主演おススメ映画「ラスト・ターゲット」

ラスト・ターゲット」は、よくある映画「レオン」型の作品です。
人と関わらず暗殺者としてプロとして徹しきてきた男が、ある女に惚れて日常生活の中で新たな生きがいを見つける。
最後の仕事を終え、幸せを手にしようとしたが・・・。
とまで書けば、もはや読めてくる展開かもしれません。
しかし、その中で何が良かったかといえば、ジョージ・クルーニーの笑顔をやや排除した演技。
魅力は、静かな心に抑えてながら生きる役の挑戦の中にあると思います。
孤独感が秀逸。

ブラッド・ピット主演おススメ映画「12モンキーズ」

12モンキーズ」は、言わずと知れた名映画です。
しかし、助演を熱望し、この役で強烈な個性を発揮した演技はゴールデングローブ賞助演男優賞受賞、アカデミー助演男優賞にノミネートされ俳優としても高く評価された作品です。
ブルース・ウィルスとの共演が面白く、また惹きつけられた世界観と合わせて楽しめます。

こちらの「映画『アド・アストラ』から観る、おすすめ宇宙映画TOP5」記事もご参考ください。

AppleTVの配信映画「ウルフズ」-まとめ-

今回は辛口なコメントも含め映画のご案内をいたしました。

期待過多になってしまうと、スター映画や著名監督の映画は時に肩透かしをくらってしまいます。
しかし、期待されるほどの理由があるということも大事なポイントですよね。

今回の主演2人、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットは制作も兼ねた仕事をしているため、脚本選びにはかなり目利きを持っていると思っていたからこそ、少し残念な気持ちがありました。

ジョージ・クルーニーはNetflix映画「ミッドナイト・スカイ」でも監督・主演を兼ねるほど大きな手腕を振るっています。
ブラッド・ピットもちょい役や出演しないで素晴らしい映画「マネーショート」「ムーン・ライト」「ミナリ」などを制作しています。

これからも裏方としても、出演としても楽しみにしていることには変わりはありません。
さらならる挑戦を楽しみにしています。

そしてAppleTVは作品数が少ないながらクオリティが高い作品が多くて好きです。
配信がどうか継続されますよう願ってやみません!

他にも映画をご紹介した記事「映画「対峙」という俳優の対峙!4人芝居が唸らせる脅威の111分!」「Netflixドラマ「クリックベイト」は今の時代に刺さる面白いおススメドラマ!」もご参考ください。

About ひころーる

イラストレーター ひころーる 2011年に「めぐりのおと」の絵本を描いてから 個展を5回開催し、どれも好評を得て 調子に乗って、受注販売をしたり イラストレーターのお仕事をいただいたり 非常に恵まれてきた環境です。 美大も美術系専門学校もでていない私が イラストや絵を描き続けられる環境にあることに 感謝しながら、コロコロと状況を お伝えしていきたいと思います。 ※活動が多岐に渡って経験を備えてきました。 それぞれ専門のブログやウェブサイトがありますので、 こちらはイラストレーターに寄せたものにしていきます。

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