映画『アド・アストラ』から観る、おすすめ宇宙映画TOP5


たまたまブラッド・ピット出演の映画を連続拝見

ひとつは『ワンスアポンアタイムインハリウッド』
もうひとつは『アド・アストラ』(AD ASTRA)

ずっとアートイベントの展示の製作・準備、
そして平和フェスのイベントの準備と
このひと夏を怒涛の勢いで過ごしてきたので
観たいものを我慢しつつ2か月程度。
ようやく映画を人生のスパイスとして欠かせない
劇場での映画体験をしてきました。

『ワンスアポンアタイムインハリウッド』はまた後述します。

まずは、『アド・アストラ』ブラッド・ピット製作・主演

「アド・アストラ」Arito Art風
「アド・アストラ」Arito Art風

Arito Artおすすめ度:★★★(5段階)

監督:ジェームズ・グレイ
製作・主演:ブラッド・ピット
共演:トミー・リー・ジョーンズ、リブ・タイラー

あらすじ
宇宙で活躍する父の姿を見て育ったエリート宇宙飛行士ロイ・マグブライド。 地球外生命体の探索に出た船に乗ってから16年後、 43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となったていた父が生きていた。 父は、リマ計画という地球を破壊する事を企てていた・・・。

そして
静かな映画は
この映画で感情が露わになる瞬間
宇宙の中ではなく、宇宙服の中でこだまする叫び。
人類の孤独をも、感じさせてくれました。

ネタばれちょっとしていますが・・・
是非、ご覧下さい。
ワイドスクリーンで大画面で観る壮大で静かで
世界一小さい親子の物語。
贅沢です。

静かなる火星「アド・アストラ」
静かなる火星「アド・アストラ」

『アド・アストラ』の宣伝文句を考えた

勝手にシンプルにキャッチフレーズをつけると

これは宇宙規模での
超個人的な物語という
圧倒的スケールで静かに送る
父親と息子の物語

宇宙の生命体を探しに家族をも犠牲にして旅立った父親
感情を出さずに、冷静に対処する術で生きてた息子のロイ。
静かな宇宙の風景
火星の砂の上の風景
映画ならではの広い空間
最小人数の出演者で
静かに進行していく物語。

アドアストラ

ブラッド・ピットの演技について

演出家もしている山縣有斗の
勝手過ぎる目線で(笑)

ブラッド・ピットがかつてないほど
余分な力を抜いてそこにいました。
いつもなら、日常から出ちゃってそうな
カッコイイ仕草をできるだけ排除している。
とても繊細な部分が出てきます。

どこかは言えないですが・・・
瞼がピクピクと
心が動くと同時に
コントロールできない表情

その演技を越えた素直さ
瞼がピクピクっと動く瞬間
そこに「カッコつけ」は、もうなくて
唇なめるブラッド・ピットもなく(毎映画必ず登場)
そのシーン、素敵でした。

共演者について

トミー・リー・ジョーンズは父親役ですが
臆病さがにじみ出ていて
宇宙の中の孤独感が
父親を通しても感じられます。

その息子の葛藤に一味加えるのが
妻役の、リヴ・タイラーです。
ほとんど台詞がなくて、わずかな出演で
かなりの贅沢な配役の仕方だと思います。
最初ピントすら合わせていないですから・・・
それは、つまり主演の目線で言うと
妻にピントがあっていないという事だと思います。

最後には、やっぱりちゃあんとピントが・・・

製作としてブラッド・ピット

ブラッド・ピットと言えば
『セブン』『ファイトクラブ』『12モンキーズ』など
スーパースターとしての勢いから
現在まで俳優として活躍していると思われていますが
実は、映画制作会社プランBを立ち上げて
プロデューサーとしても活躍されているのです。

プロデューサーとして
ハリウッドに行きかうたくさんの脚本の中で
意義ある作品を含め、審美眼を持つ(と思っている)
ブラッド・ピットが
自身を主演に置いて映画化した作品と言えば
やはり気になってしまった。

これまでも
『ディパーテッド』(06)、『それでも夜は明ける』(13)、『ムーンライト』(16)
で素晴らしい作品を製作している。
特に近年はスターだけに頼らない
作品づくりが感じられ
映画人として、後世に残したいものがある
そんな気概を感じております。

宇宙の映画・・・山縣有斗のベスト5

これまでの宇宙映画
スターウォーズを抜きにして・・・
勝手なベスト5を考えてみました。
参考までに。

1位:インターステラー

これはもう、クリストファー・ノーラン監督と
主演のマシュー・マコノヒーの演技と映像と物語と
文句なく、五次元でした。
観念・宇宙、輪廻転生、あらゆるループを
感じさせてくれるモノでした。

インターステラー

2位:アポロ13

ロン・ハワード監督
主演:トム・ハンクス
そして、ゲイリー・シニーズの痛みと意思
ケビン・ベーコンの精神的弱さ
そして、地球で戦うNASAのエド・ハリス
緊迫感と憧れと、最高です。

アポロ13

3位:エイリアン2

巨匠:ジェームズ・キャメロン監督
主演:シガ二―・ウィバー
これは、もうホラーとSFと生きる強さと
女性のパワーと・・・
この映画の為に作られた武器と
エイリアン探知機の音が
観ている人に、危機感を素直に与えてくれます。
ないものは開発する!そんな勢いの監督だからこそ
凄い演出なんです。
そして、エイリアン・クィーンの素晴らしさ
デザインそのものがアート過ぎるんです!
H・R・ギーガーさんがエイリアンをデザインしているんですが
怖さとアート的曲線とおどろおどろしさだけでなく
回顧的な何かがって(笑)
ギーガーさんのドキュメンタリー映画も、面白いです。
凄い家に住んでます。

中学校の時に観て依頼
何十回とこの映画は観て来ています。

エイリアン2

4位:ゼログラビディ

主演女優賞を取った、サンドラ・ブロック主演
ジョージ・クルーニー共演
会話劇であり
孤独な自分との対話劇であり
揺れる心理が圧倒的豊かな演技で
サンドラ・ブロックが見せてくれています。

ゼロ・グラビティ

日本語タイトルが『ゼロ・グラビティ』ですが
ラストのシーンから考えると
原題の『グラビティ』がとても大切なタイトルなに・・・
替えちゃダメですよ、日本の配給会社さん
と思ったのは俺だけではないはず。

5位:2001年宇宙の旅

これ、5位じゃないんですけど
上位なんですが、、、
ひとまず、ここにさせて下さい。
言わずもがなの、スタンリー・キューブリック監督の
時代を作ったSF。
CGのない時代に、圧倒的な世界を生み出しました。
人類の憂いを感じます。
と言うか、2001年以降、と言われるぐらい
金字塔です。
おさえましょう!

2001年宇宙の旅

まとめ

宇宙を扱った映画は、
孤独というテーマ
人類の孤独というテーマ
そこに繋がってきやすいかも知れません。

『アド・アストラ』は、
山縣有斗ランキング TOP5に入ったのか!?と言われると
そこは触れずにおきます。
いや、入ったか!TOP10には入っています。
「サンシャイン2057」「エイリアン」「オデッセイ」など・・・

「アド・アストラ」は
CMが違う期待をさせてしまったのかも知れません。
その裏切りを狙っているかも知れませんが
そういうの好きです。
見どころとしては、やはり演技と映像美だと思います。
ここまで静かな火星を見た事はなかったし
「カッコつけ」的な癖を取っ払った姿
素晴らしいです。
で、やっぱカッコいいっていう(笑)

是非、劇場で!

About aritoo

アーティスト(俳優、脚本家、演出家、絵描き)として、感じたままを様々な媒体を通して放出。また芸能プロで演技講師に力を入れ、現在メソードアクティングを紐解きながら世界で通用する俳優を育成する。

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