核兵器禁止条約が2021年1月22日発効 WE CAN!


祝、というべきか。ようやく、というべきか。しかし、まだまだ課題が多いというべきか。特に言葉を選ぶ必要のないほど、理想の道の過程で、祝。人類としては初めて原爆投下して、日本からしたら投下されて、から75年を経ての、一歩。大きな一歩。核兵器禁止条約が史上初、法的拘束力のある国際法として発効された。参加国50カ国、そして活動されてきたすべての皆様に感謝。

NO MORE HIROSHIMA @Arito Art

核兵器禁止条約とは?

法的拘束力のある国際法として発効されたということ。この国際法の内容は、あらゆる核実験、開発、生産、保有、使用、核による威嚇も含め違法化する条約。核兵器廃絶に向けた大きな一歩となるよう願う。願わずにはいられない。批准した50カ国をお伝えしたいが、是非ご自身で確認して欲しい。

もちろん、この核兵器禁止条約に核保有国(アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国・パキスタン・インド・北朝鮮)は一切参加していないが、それは周辺の国から反対の和を築いていく他ない、と思っている。核兵器の保有当事者で核禁条約を批准したいと内心思っていても出来ない事情の方が大きいでしょう。なので外堀から埋めていく事はひとつの方法。例えば、それは原発再稼働を近隣の県から裁判を起こした事によって再稼働を止めたように…。

核兵器禁止条約発効までの経緯

1996年に草起され、2017年に国連総会で採択。そして、2019年に規定の50カ国が批准された為、2021年1月22日に発効となった。この条約の国連総会採択に貢献したのが、2017年ノーベル平和賞受賞の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)。この活動なしには、この実現はなかったのではないだろうか。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞受賞

2017年に、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞した時のスピーチは、心が震えた。ものすごい力を感じた。ベアトリス・フィン事務局長のスピーチ。そして広島で被爆したサーロー・節子さんのスピーチは、核兵器よりも大きな力を持っていた。ヒトの力の強さを思い知る。是非ご覧下さい。

サーロー節子さんの伝説のスピーチ

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の事務局長ベアトリス・フィンさんの講演

2018年、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の事務局長ベアトリス・フィンさんがノーベル平和賞受賞後、日本に訪れた際に、実は講演を聞きに行きました。報道陣も詰め掛けていたが、そこまで大きな報道になっていなかったのは何とも言えなかった。世界的にも影響力のある発信だったのにも関わらず。
この日、お忍びで訪れていたのは、お笑い芸人のウーマンラッシュアワー村本さん。ベアトリスさんとの対談も印象的だった。その力を、村本さんも芸で発信したり、ひとりの人としても発信している姿にほっとする。それがリスクと考えられる日本の価値観や業界や報道姿勢が恥ずかしく思う。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の事務局長ベアトリス・フィンさんの講演
スポーツセンターにて

サーロー節子さん来日

届けたお花

サーロー節子さんの来日講演に、「ここなみ舎」の秀さんと一緒に拝聴してきた。しっかりとした熱量で語られる言葉に芯の強さを感じずにはおれない。講演後に手紙を同封した花束を贈呈させて頂いたが、何か連動したアクションが出来れば、と思っている。そうすれば、核兵器廃絶に向けたベクトルが我々周辺の身近にも伝わりやすくなるような気がしている。個々の活動だけでは広く及ばない。

東京の国際文化会館でのサーロー節子さんの講演にて

核禁条約 日本は不参加

アメリカの核兵器の傘下の日本は、この条約に参加していない。それはつまり、この条約の禁止事項である、核による威嚇を対外的にしていることになるから。それもアメリカの核兵器の威嚇を使って、諸外国にある意味銃口を突きつけているということ。ドラえもんの中の人間関係になぞらえると、アメリカがジャイアンだとすれば日本がスネ夫。つまりスネ夫である日本は「もし僕に何かあったら、ジャイアンがただじゃおかないからな!」と言って、アジアで去勢を張っている状態。核の傘下は、国防として大事だと考えられているのも事実。
しかしその論理も破城している。日米安保条約には、「日本が攻撃されたらアメリカ軍は日本を助けることが出来る」としているが、「助ける」とは明記されていないのが現実。あなたはどう思うだろう。

唯一の被爆国日本、とは本当か?

唯一の被爆国と言われているが、本当は唯一ではない。唯一、投下された国なのだ。被爆国は、アメリカが行ったビキニ環礁の水爆実験で犠牲になった国もある。マーシャル諸島(共和国)もしかりなのだ。その実験の影響を受けた漁船も多い。第五福竜丸の展示もぜひ足を運んで欲しい。

NO MORE NAGASAKI

ここなみ舎で、朗読を通して平和を叫ぶ

朗読で伝える 舞台芸術の方法
ここなみ舎

トコラテン、唐ひづる、秀ほのか、とサーロー節子さんのノーベル平和賞の受賞スピーチを朗読するイベントを企画したり、その中で自身でもモノローグや自作の詩の朗読で「平和」を声高に発信している。もともとは、東京の杉並区在住の被爆者の会「杉並光友会」の皆様の手記を朗読で伝える為に始めたのがきっかけ。
胸が詰まりそうになる体験の言葉たちは、本棚の中でただ眠っているだけでは…次世代に届かない。記録の中で埋もれてしまう。メモを取っても読み返さなければ意味をなさないように。今、きっと、この条約をさらに広げるためにも必要な記録たちです。コロナ禍、どう活動するかが課題。
活動はこちら…

まとめ

この核兵器が今も脅威としてあり続ける世界。それが安心と思わされてしまう教育や、核兵器の正当化キャンペーンの世界で生きていたら気が付かない簡単な真実が見落とされているんじゃないだろうか。
核兵器も原発も二酸化炭素の排出も自然の破壊も…結局は経済を回す事に盲目で獰猛な資本主義が原因なのではないか。その資本主義そのものが失敗なのではないのかと、今、考えが至りつつある。

資本主義、
それは搾取する主義、略奪する主義。

経済を稼働させ続ける生産至上主義、「貨幣」を莫大に生み出す為に破壊し続けてきた人の犠牲と自然の破壊…。「価値」「有効価値」を天秤にした際に、「売れる」という「価値」を追求し続けていった結果、不要な「価値」を生産し続けてきた今。本当に必要な「有効価値」の文化・芸術の削減、危機に備えた病床の削減、ウィルス研究やあISP細胞の研究費削減…、その結果、新型コロナウィルスに対処できず、自然災害に翻弄され、武器は売買され、戦争放棄した平和を歌うこの国ですら、お金のために武器開発を正当化してしまってる。
集団的自衛権をOKにしてしまった事も、実に悲しい現実。

ねぇ、どうする?これから地球規模で対策が必要な時に、リーダーシップ取れる人いるかな?グレタ・トゥーンベリさん以上にちゃんとモノを申せる国のリーダーがいるのか。国家スケールで変革が必要なのではと思わざるを得ない。
核兵器禁止条約は動き出した。核保有を止められない源水を考えていかなければならない、本当の未来のために。そう思っている。だから、何ができるだろうかという事を各々と国々が考えていかないと。。。

核兵器も、気候変動も、行き過ぎた資本主義が止められない原因なのかも知れない。

About aritoo

アーティスト(俳優、脚本家、演出家、絵描き)として、感じたままを様々な媒体を通して放出。また芸能プロで演技講師に力を入れ、現在メソードアクティングを紐解きながら世界で通用する俳優を育成する。