10/4 杉並区新しい芸術鑑賞様式助成事業でのイベント公演
WITH THE SOUND
おかげさまで無事に終演致しました。
とても貴重な時間を、LIVEというツールを通して皆様と共有できたことを感謝致します。関わったすべての皆様、本当にありがとうざいました。
最後に、「大丈夫 2020Ver.」という曲だけ編集してYoutubeでアップロードしましたので、ぜひご覧下さい。
目次
ウィルス感染拡大防止のためのアクション
杉並区新しい芸術鑑賞様式助成事業であるためにも行動しなければならない。ですが、そうであってもなくても、今のこのコロナ禍、必須のことではございます。書類を後日提出するに当たり、その対策の様子を写真に収める必要がありましたので、今回はそんな場面を写真撮影しております。
・入口での非接触体温計で検温徹底
・消毒の徹底
・お客様・スタッフのマスク徹底
・ソーシャルディスタンス
・場転での換気と休憩中の換気
・使用しているマイクの消毒
ソーシャルディスタンスの為の完全予約制ということで対応しました。
お客様のご協力に感謝いたします。
アーティストたちの表現
このコロナ禍、表現の場所を失ったり、仕事を失ったり、と厳しい状況にあります。先日も知り合いの大きなミュージカルが、感染者が1人出たために中止に追い込まれておりました。また、別の友人の舞台は、結果的にはPCR検査で陰性でしたが、発熱が起きた時点で一部公演を中止したりしております。
それほど、緩和されつつあるように見えますが、状況は過酷です。でも、苦しいときこと必要なのはアート(映画・舞台・歌・ダンス・絵画・漫画・・・など)なのです。
今回のイベントが、そんな中、表現し続けるアーティストを少しでもご紹介できたらと思っておりました。
Design by Arito Art Design
ごあいさつのサウンド
村男のギターと一史のドラムのジャムセッションを、山縣の「WITH THE SOUND」の台詞をきっかけに始めてもらいました。生音の最高さよ。勝手に体が動き出してしまいました。
ただ、ドラムとギターに酔いながら山縣は過ごしました(*_*)
朗読と尺八のサウンド
山縣有斗の詩の朗読と藤田晄聖の尺八
今回のために書き下ろした詩「赤ちゃんへの驚き」と即興的に藤田晄聖の尺八との共演。以前、私のモノローグと共演しましたが、今回は詩の朗読で楽しみました。短い時間でしたが、詩の音に合わせて、内情に合わせて、尺八の音のウェーブは素敵でした。
尺八のサウンド
藤田晄聖のソロ。
この空間、尺八がまたよく響くのです。人間の営みと自然との調和を尺八の音で表現していく、「響音(ひびきね)」という音。とても素敵でした。
朗読バラードのサウンド
ここなみ舎のトコラテンの朗読と、レレケンのウクレレと締めくくりの優しい歌声。この不思議な組み合わせは、絶妙に心地よさを提供してくれます。ラジオのように聴いて欲しいと、朗読バラード。LIVEもさることながら、きっと夜のラジオから聴けるとまた絶妙でしょう。
レレケン、トコラテン
歌とギターのサウンド
女優でもある江藤あやのオリジナル曲を、”カカシカシカカ”のフロントマンでもある千田恭平がギターでサポート。昭和の香りが漂う曲に乗せ、ハスキーヴォイスを震わせ、時に甘酸っぱさを歌で伝えてくれました。
江藤あやは愛知県知多市の「ふるさと大使」を務め、故郷を歌った「名鉄線に揺られて」は歌謡曲のなつかしさが滲み出ます。
朗読のサウンド
トコラテンのコンテンポラリーな朗読。色々なアクションを取りながら、朗読が音と目で楽しめる世界を創造。今回は飛沫カーテンに朗読内容を付けたり、生声と、マイクの使い分けたり、遊び心も残しながら見せてくれました。
箏のサウンド
藤田祥子のソロの箏演奏。
洗練された呼吸と一挙手一投足が、箏に触れていく感覚でした。まさか、この会場で箏の演奏が観れるなんて!?会場初ではないでしょうか。女優としても、箏・三弦奏者としても活躍。演奏時のしなやかな身体の動きと合わせて伝わる素敵な演奏でした。
箏と尺八と歌のサウンド
箏を演奏しながら歌をうたう、そして尺八との共演。和のなごみを感じさせてくれました。そして、箏と尺八の共演は、メロディが走り出しPOPにも受け取れる素敵な流れのある演奏でした。この曲はコンテンポラリーのダンスとの共演をぜひ観たいものです。
ギターとベースとドラムのサウンド
村男のギター&ヴォーカル、Fumiのベース、一史のドラム。
村男は普段ソロで活動しながら、Fumiや一史はスタジオミュージシャンとしても活動。山縣有斗作詞、村男作曲の「大丈夫」という曲のPV撮影のために集ってくれたメンバーたち。今回は、村男の曲をバンド形態で演奏してくれました。素晴らしいバンドの響き。
そして、最後には「大丈夫」を演奏し、山縣がモノローグで今の時代について思うまま言葉にしていきました。
全体構成と総合演出について
ライブというとワンマンライブか、色んなアーティストが決められた順番に演奏していく、という流れだと思います。その場合、自分の好きなアーティストだけを観て帰る、そんなことになりかねません。
もちろん、個人個人、表現は違いますし、個人を大切にそれぞれステージで登場頂くのは当たり前です。これは出演者がそのつもりであっても、演出家はまた全体を観るのです。という意味です。その為の構成を考えていくことになります。これが難しいのですが、出演者が決まって初めてしっかりと練り始めるのです。ざっくり2週間くらい考えました。その為、異種共演の演目を用意したり、オープニングを作ったり、詩の朗読の内容を検討したりと、考えていくのです。きっちりキビキビ進行者を立てるのか、ゆるく司会していくのか、などなど、合わせて観ていきます。
演出のいない、ブッキングイベントも世の中にはたくさんありますが、個人的には“カレーの具があってもカレーのルーがない”ように感じてしまう時があって、演出が欲しいと望んでしまいます。
動画のLIVE配信について
今回初めての試みでした。
新しい芸術鑑賞様式、ということもありましたので挑戦しました。世界的にもどんどん配信型ライブが増えていると思います。アプリで配信して投銭でお気持ち頂こうと思っていましたが、スマホやPCにあまり触れない人にはハードルや信用が難しいと思いました。そして、急きょYOUTUBE配信に踏み切りました。通常は1000人のチャンネル登録者がいないとライブ配信は出来ないのですが、裏技でappleのアプリで配信が可能となりました。ちゃんと配信できるか心配しておりましたが無事に届いたようです
また、投銭は別途、Baseを利用して作りました。心優しくも売り上げがございましたので感謝致します。
まとめ
やはり生演奏、ライブでの表現、これは空間の中で響く音を体験すること。配信では届かないことはたくさんあります。現場で体験して欲しいですね。
しかし、配信は配信でいい面もあって、届くモノも変化しますが多くの方の目に触れやすく素敵なツールです。感染が心配で現場に来れない方、行きたいけどご来場できなかった方、行くほどのモチベーションではなかった方、それぞれ自分のペースに合わせて配信であれば鑑賞が可能だということ。またYOUTUBE配信のアーカイブを残しておけば、オンタイムでなくても観れるようになります。現在アーカイブを限定で流していますが、10/11(延期して10/15までとします)までとしておりますのでよろしくお願いします。その後一度編集をして再度観れるようにしたいと思っています。
新しい芸術鑑賞様式、新しい挑戦でした。
また、普通にご鑑賞いただけるときがくるのでしょうか?
どちらにしても、アーティストは音を出し続けるでしょう。
引き続き、よろしくお願いいたしますm(__)m
ありがとうございました。
ありがとうございました