粉瘤(アテローム)の治療


6月中旬にあるところに粉瘤(ふんりゅう)ができて、座れない事態に!
そして、まさか手術することになるなんて、思ってもいませんでした。全治2~3週間と診断され、「とにかくこの時期は粉瘤の方が多いんです」と皮膚科の先生。診察した当日に慣れた感じでサクサクと切開手術に至りました。
完治したのは3週間と3日。この汗ばむ季節、同じように痛みを感じている方がいるのではないかと思い、粉瘤になってしまった経緯と治療の経過をちょっとだけに記事にしました。

粉瘤と人体のイメージ画
©Arito Art
粉瘤と人体のイメージ画
©Arito Art

そもそも粉瘤って何?

ふんりゅうとは、良性の皮膚腫瘍の一種であり、アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれます。何らかの理由により、毛穴の一部が内側にめくれて袋状の構造物になると、そのなかに脱落した角質や皮脂がたまり徐々に成長していく病気です。腫れて赤くなり、痛みを引き起こすこともあります(炎症性粉瘤)。
治療は主に手術による腫瘍の切除です。良性腫瘍なので治療を受けなくても命に関わることはありませんが、早い段階で治療をすれば患者さんにとって負担の少ない治療法を選択できます。
medicalnote参照

粉瘤の始まり

6月の中旬頃、お尻と太ももの間にニキビができたなぁと思っていました。痒みを覚えてボリボリとかきながら数日後、そのニキビが腫れてきました。
「またおケツのニキビみたいなやつだなぁ」と思っていました。お尻のニキビは過去に経験があって、薄い皮膚で出来たニキビの痛さはおそらく多くの方がご存知かと思います。痛いですよね。
そして、ニキビを潰すようにガツンと一回、絞り出してみたら、それはそれは想像以上に痛くて痛くて(笑)ニキビの芯を取り出したからあとは回復するのみ、と思っていました。すると翌日から痛みが増してきて、ついに椅子に座れなくなってしまったのです。椅子に座れないということは、何も仕事ができないということ。遂に翌日病院に行く決意をしました。

Googleで検索てみて、「毛ほう炎」だと認識。赤みを帯びた発疹なのでしっくりきたのです。そのつもりで皮膚科へ。しかし・・・

粉瘤との闘い ©Arito Art
粉瘤との闘い ©Arito Art

あまりの痛みで遂に皮膚科の病院へ

皮膚科の病院へ行き診察。
患部を見せながら経緯を話し「毛ほう炎」だと思います、と伝えると「違います。これは粉瘤です」と即答。クリアファイル一枚にまとめた写真と状況の絵で簡単に説明してくれました。同じ症状の方が多いため口で説明するより、簡易的に一枚のクリアファイルの図で伝える方針の病院。あっさり状況をのみこめました。そして、即答でこう伝えてれました。

「切開手術をして膿を出す必要があります。手術後全治3週間。最初の1週間は毎日通ってもらう必要がありますが来れますか?」

そして、最初に思ったのは、「手術するほどの大ごとだったのか!?」ということ。やや心は動揺。そのまま手術を決意してお願いしました。「この痛みから解放されるためにお願いします!」という気分。

粉瘤 手術 ※痛み表現注意

ベッドにうつ伏せになって待つように言われ、しばらくすると看護師(女性)の方が「失礼します」と下着ごとズボンをザクっとズリおろし、すべて露わな状態に。続いて医者(男性)が局部麻酔を3回打ち、そのまま麻酔がきくまで待機。麻酔が効いたところで、切開手術。うつ伏せの状態なので、手術の経過は一切見えないまま。それはそれで良かったです・・・。

そして、看護師が患部を挟みこむように皮膚を押して膿を出す作業へ。これが痛い、痛い・・・。ニキビを潰して芯を出すときの痛みは多くの方が共感するところだと思いますが、それのパワーアップ版と思ってもらえれば伝わるかと。一度ならず何度も押しまってくる中「ああ、すごい膿が出てますね」「ああ、まだ出る」とさらにヘルプの看護師(女性)を呼び、2人がかりで押してくれました(笑)痛み倍増、もう皮膚が歪んだまま戻らないのではないかと思えるくらいに。そして、私は痛みに耐えれず涙が。痛くて涙が出るなんて実に久しぶり、たまにいいもんですね(と言ってみる)。

さらに、袋状になった毛穴を洗浄するあたりガーゼでそこをつつくのですが、これが最高にチクチクと痛い(泪)まるで、皮膚を剥がしてそこに針をさすかのような痛みです。その後は、消毒が終わりガーゼをして終わり。そうして、これから1週間毎日通院し消毒とガーゼ交換をする日々が始まったのです。

強烈な力で患部から膿を押し出すイメージ図
©Arito Art
強烈な力で患部から膿を押し出すイメージ図
©Arito Art

お風呂では絶対に濡らしてはいけない

患部にナイロンを巻いて、テープで止めてシャワーの日々。意外と難しい。「決して濡らさないでください。濡らしてほっておくと細菌がまた繁殖してしまいます」と言われ、絶対に濡らさないと決意をしました。
これがなかなか患部が患部だけに1週間ですが大変な労力でした。

粉瘤と防水のイメージ図
©Arito Art
粉瘤と防水のイメージ図
©Arito Art

通院と処置

通院しては、押して押して、押しまくって患部から膿を出す!その繰り返し。そして思うのは下着脱がせる必要があるのか?という疑問。下着をくいっと持ち上げれば問題ないはずでは?と。これは患者が女性で看護師が男性だったらちょっと問題にならないか?と頭で何度も思っていました。

「脱ぐ必要あります?」と聞くと「膿が流れてしまうのでお願いします」と言われたので、膿が出るので汚さないためと理解。しかし、自分で脱がせずに「失礼します」と言ってプリンって脱がす姿勢はどうなのでしょうか?(笑)とにかく、1週間の通院を経て、2~3日に1回の通院ペースになり、膿が出なくなった時点で患部を濡らしても問題なくなりました。2週目からは下着をあげて片お尻を出すだけでOKになりました。悪しからず。
そして2週目からは、自分でガーゼを交換することになったのですが、そこで初めてはっきりと患部を見るわけです。小さいニキビの印象でしたが、なんと1㎝の穴が開いていたのです!本当に穴が・・・開いていたのです。まさに衝撃の1シーン。自分の体に風穴が開いたのは初めてかもしれません。

こうやってできるでしょう?粉瘤の治療
©Arito Art
こうやってできるでしょう?粉瘤の治療
©Arito Art

粉瘤との闘いからの、回復

2週目が終わり3週目になったとき、1週間後に傷の経過をチェックして終了と言われました。不思議なもので、傷口は自然治癒力でちゃんと埋まっていくのですね。結局全治3週間を越えて・・・、患部が塞がったのは、ほぼ3週間を2日過ぎたあたりでした

まとめ

1㎝の毛穴の袋が出来上がり、その中に膿がたまっていたというのは正直驚きました。最初はぱっと見ニキビと大差ないので気がつきにくい。もしかしたら、ニキビをかきむしってしまい細菌が入ったため炎症を起こし、粉瘤へと変化したのかも知れません。医者も具体的な経緯はわからないものの、細菌が入って炎症することはよくあると言っていました。粉瘤は背中や肩や太ももなどどこでもできる可能性があるそうです。
ニキビが変なところにできたぞ?と思ったら早めに診察を受けて塗り薬などで治るのならそれに越したことはないと思います。切開をして縫うわけではなくそのまま1週間は通院。そして回復まで消毒を繰り返すため、時間的な拘束があります。

早めの診察と治療をお勧めします。特に座り仕事が多い方、蒸し暑くなる季節、どうかお気を付け下さい。

長い文章、最後までお読みいただきありがとうございました。

About aritoo

アーティスト(俳優、脚本家、演出家、絵描き)として、感じたままを様々な媒体を通して放出。また芸能プロで演技講師に力を入れ、現在メソードアクティングを紐解きながら世界で通用する俳優を育成する。