奥穂高岳に挑戦した7月(後編)


無事に奥穂高岳を制覇して
大雨の中、テント場に辿り着き
冷え切った体を拭いて、温かいご飯を食べ、一息ついたころ

嘘のように晴れ渡った夕刻
山の天気は、
本当に不思議だ

過酷でも
ぱっと魅せらる景色に
過酷さは、ひとときどこかへ置いていけるのだと思う。

前編はこちら山の日ですね! 奥穂高岳へ挑戦した7月(前編)

穂高岳山荘のテント場、雨あがる

夜8時には消灯

穂高岳山荘 高度3000mでのテント泊

ここ3000mほどの高さでテントを張っているわけで
酸素の薄さを体感します。

トイレに行くとき
テントを出て、穂高岳山荘まで石階段を降りていくのですが
テントに戻る、登り時・・・
あまりにも酸素が薄くて
息が上がり、物凄い疲労感が襲ってくるっていう
トイレがこんなに大変だとは(笑)

しかも濃霧立ち込める、真っ暗闇を
ヘッドライトを頼りに行くという

トイレだけでもアドベンチャー。

そして、夜中は物凄い風と
雨に降られ、テントが思いっきり揺れて
時々、あまりの揺れに、目が覚める
飛ばされる事はないが

ここはしかし、若干落ち着いていられた
それは、昨年の燕岳の時
台風通過直後のテント場で
少し度胸がついた夫婦です。

爆睡とちょい目覚めを繰り返し
無事に朝を迎えました。

朝・・・

ザイテングラードを下る決意

登りの時に、たまたま、お話をした登山家の人は
早朝5時には出発して
早々といなくなっていた。
隣のテントも5時半にはいなくなっていた・・・。
とにかく、朝が早いんです。

午後からの雨予報の為、
早めの下山を検討

赤い屋根が、穂高岳山荘
赤い屋根が、穂高岳山荘

雨で手元や足元が濡れる前に
ザイテングラードを下る決意をしました。

下山ルートと時間の計画する

穂高岳山荘→ザイデングラード→涸沢→横尾→徳澤

このルートで
午後14時くらいまでに徳澤でソフトクリームを食べる
そして、テントを張る
そして、お風呂に入る!

という目的を持つ
行きでも食べた、徳澤ソフトクリームは
やはり、帰りでも、モチベーションをあげいく一躍を担った

あとは、お風呂
徳澤ロッヂは、外来の登山客も受け入れてくれるお風呂場
2日間、お風呂に入っていないので
お風呂に入るという目的は
かなりのモチベーションになる!

徳澤ソフトが先か
お風呂が先か
考えるだけも、もはやワクワクが胸中に襲ってくるくらいなのです。

いざ下山前の、人気の穂高岳山荘の珈琲

朝ご飯を食べて
テントを畳み
いざ、出発、の前に
珈琲を味う、ひととき。

穂高岳山荘の珈琲
穂高岳山荘の珈琲

ここの、穂高岳山荘の珈琲は人気で有名なんです。
しっかりと、味わい
目をぱっちりと・・・

せっかく登ってきたのになぁと思いつつ
午後から雨だし、続けて明日も雨予報なので
後ろ髪をひかれつつ

穂高岳山荘のテラスから見下ろした、下山前
穂高岳山荘のテラスから見下ろした、下山前

下山していく。

朝は、あまりの天気の良さに
雨が想像できないほど。

下山へ、ザイデングラードと涸沢

あれほど怖かった、登りのザイデングラード
下山ももっと危険だろうなぁと

なぜなら、滑落事故が多発するのも
下山時が多いからなのです。

慎重に自分たちのペースで
ゆっくりと降りていく

ザイデングラードを慎重に下りる二人
ザイデングラードを慎重に下りる二人

これが、慣れなのか
思ったほどの怖さはもうなくて
やはり、アドベンチャー感が楽しいんですよね

妻も、慣れている様子。
もちろん、慎重にゆっくりと降りていきました。
将棋で言うといころの、一手一手打つような感覚か。

途中追い越されていくけど
お年寄りや、山岳部の高校生など
サクサク降りて、サクサク登るんですよねぇ
不思議

この一歩先は崖、ザイデングラード
この一歩先は崖、ザイデングラード

ゆっくりとザイデングラードを下りたため
予定よりやや時間経過・・・
でも安全が第一。

穂高岳山荘→ザイデングラードから、下りてきた道。
穂高岳山荘→ザイデングラードから、下りてきた道。

無事に涸沢到着→徳澤へ

涸沢まで下りてくると、ほっとする。
ちょうど物資がヘリコプターで涸沢小屋に運ばれてきたところ

涸沢小屋に物資が届く、ヘリコプター
涸沢小屋に物資が届く、ヘリコプター

こうやって、物資が届くんだなぁって
ヘリコプターがこんなに近いんだぁと感動

もっと言うと、つい1時間前までは
このヘリコプターを見下ろして観ていた不思議。

体力を整える為
涸沢小屋で豚汁とパンを買って2人で食べる
汁ものは、やっぱり、心体にしみる!!

この時点で、割と膝は笑っている・・・

15分くらいの休憩後
さらに、横尾まで2時間近くの下山
この2時間は、下りが続くので
相当、膝への負担が大きくなって
疲労感が増していく

そして、思いのほか早めに雨が降り出し
レインコートを着るも
蒸し暑さと合わせて
体力を奪っていく

吊り橋前まで下りてきた、あと1時間で横尾
吊り橋前まで下りてきた、あと1時間で横尾

お互い、ヘロヘロになりつつ
励まし合い

何とか、無事に、横尾に到着
雨も一時、本降り状態
横尾山荘の軒下で、休憩しつつ軽食。

ここからは割と平坦な道で、徳澤まで
厳密には徳澤ソフトまで、あと1時間・・・

ヘロヘロで、写真もブレる
ヘロヘロで、写真もブレる

徳澤ソフト、テント、お風呂

徳澤です
徳澤です

徳澤に着くころには晴れてきて
テントが張りやすい状態に
その隙に!
という事で、ささっとテントを張り
そして、日差しがあるうちに
美味しい徳澤ソフトを食べ
疲れを癒し
満足して、徳澤ロッヂのお風呂へ・・・
※ 下写真はMICHIKUSA SHOKUDO 、徳澤ロッヂはテント場挟んで100m先

MICHIKUSASHOKUDOの前で徳澤ソフト
MICHIKUSA SHOKUDO の前で徳澤ソフトを食べる妻

2日ぶりのお風呂は
たまらんねぇ~~
と、お風呂があるという事が
どんなに幸せな事なのかを、噛み締める
生き返るとはこのこと、ですね。

一戸建てMy Home、Arito Art
一戸建てMy Home

徳澤での一泊

朝は、お猿さんが遊びに来ました

ホーホケキョ
と、ウグイスの鳴き声で目が覚めた朝

徳澤の横の川
徳澤の横の川

上高地でもう一泊

明神館、上高地まであと1時間!
明神館、上高地まであと1時間!

テント泊は、コスパが素晴らしい
そして、快適
自然に溶け込める。

帰るか迷ったが
やはり、もう一泊、上高地でしようと
上高地のテント場、小梨平でテン泊!
ここにもお風呂があるので快適。

何よりも、下山した安心と解放感
生きている感覚!

小梨平テント場の前、奥穂高が隠れた
小梨平テント場の前、奥穂高が隠れた

テント一歩出て
奥穂高岳を観ながら
梓川のせせらぎを聴きながら
上高地ビールを飲みながら
晩御飯を食べる

上高地ビール
上高地ビール

なんと幸せなひととき・・・

棒ラーメンが、めちゃめちゃうまい、上高地
棒ラーメンが、めちゃめちゃうまい

下山して慌てて帰るスケジュールより
よっぽど、のんびりと自然を楽しめていいんです。

最後の朝は、5時起きで大正池へ

世界は、朝が一番美しい
そう思います

何度観ても、体験しても
早朝の大正池は美しいんです。

早朝から1時間かけて
行きました。

早朝 濃霧の梓川
早朝 濃霧の梓川

水面に写り込む焼岳
幻想的な朝靄
鴨の無意識な動き

早朝の大正池と 山縣有斗(Arito Art)
早朝の大正池と 山縣有斗(Arito Art)
静かなる 大正池
静かなる 大正池

立ち尽くす時間

もうこれ以上ない時間を楽しみました。

最後に(登山について)

山を制覇するのは、ひとつの行程で
自然に身を置いて、楽しむ
これが大事な要素なんです。

決して夫婦では早くない足取りですが
ゆっくり歩いて、安全みながら下りて
ゆっくりとテント泊を楽しむという時間

これが何よりも楽しかったですね。
そして貴重です。

天気にも左右されるので
予定は難しいですが
余裕の日程をみて行くのが登山としてはいいかと思います。

タブレット片手に登る人や
すいすい崖を登る人、下りる人
落としたり、滑落してりする原因になる
そんなふうに見えます
慣れているとしても、すれ違う側が怖いのですよ
と教えてあげたいくらいです。

40分をめどに休憩する、安全な登山。山縣有斗
40分をめどに休憩する、安全な登山。山縣有斗

皆さまも、どうか安全第一で
登山や自然を楽しみましょう(^^♪

About aritoo

アーティスト(俳優、脚本家、演出家、絵描き)として、感じたままを様々な媒体を通して放出。また芸能プロで演技講師に力を入れ、現在メソードアクティングを紐解きながら世界で通用する俳優を育成する。